目次
1.得意先マスタの枝番の運用について
得意先の管理をより効率的に行うために、[親番]と[枝番]を使い分けることができます。
主な使い分けは以下となります。
- 得意先親番:法人
- 得意先枝番:子会社・事業所、支社、オフィス等
特定の法人に関わる得意先を枝番で登録しておくことで、請求関連の管理などが行いやすくなります。
作成時は枝番「000」が親会社や本社など大本の会社にしておくなどのルールを決めておくと、運用しやすくなります。
下記を参考に運用方法をご検討ください。
例1)子会社を得意先同一の得意先NOで管理する場合
親会社を枝番「000」とし、子会社を「001」「002」「003」…などの枝番で登録します。
親会社:A社 得意先NO1000-000 |
子会社:B社 得意先NO1000-001 |
子会社:C社 得意先NO1000-002 | |
子会社:D社 得意先NO1000-003 |
例 2) 事業所を同一の得意先NOで管理する場合
本社を枝番「000」とし、各事業所を「001」「002」「003」…などの枝番で登録します。
本社:A社 得意先NO2000-000 |
支店:北海道支店 得意先NO2000-001 |
支店:東北支店 得意先NO2000-002 | |
支店:関東支店 得意先NO2000-003 |
2.各マスタの設定
2-1.名称マスタの設定
[得意先マスタ]には、運用に合わせて設定できる任意項目があります。
運用に合わせた項目名称を設定してください。
設定できる項目については[名称マスタ]-[得意先]をご確認ください。
2-2.区分マスタの設定
[得意先マスタ]で、請求締グループや業種の情報を登録・管理することができます。
これにより、請求処理などを効率的に行うことが可能です。
運用に合わせた請求締グループの作成や、業種の追加、設定を行ってください。
各項目については、[区分マスタ]-[得意先]をご確認ください。
3.雇用形態・抵触日の設定
得意先ごとに取り扱う雇用形態を事前に設定する必要があります。
これにより、[案件入力]時に適切な雇用形態を選択できるようになります。
なお、派遣業務を取り扱っている派遣先(受入企業)では、受入開始日と抵触日の設定が必要です。
詳細は、得意先から情報提供(抵触日、待遇情報)を受けるをご確認ください。
4.請求計算に関わる設定を行う
得意先ごとに以下設定を行います。
- 計算端数処理等の設定
- 請求時間算出-丸めの設定
- 所定時間、所定外労働時間の算出設定
詳細は、請求・入金管理-運用開始に向けて準備するをご確認ください。
5.出勤区分初期値の設定
[勤怠入力]-[出勤区分(支給/請求/申請)]や、[NEO勤怠申請]に対して、[就業曜日マスタ]、[就業カレンダーマスタ]の設定を反映するかどうかを設定します。
[申請]にチェックを付けた場合、[支給][請求]にも自動でチェックが付き、グレーアウトされて変更できなくなります。
設定した内容は、[案件入力]-[その他]-[運用方法]-[出勤区分初期値]に反映されます。
6.既定得意先の設定
あらかじめ既定得意先を作成・設定しておくことで、案件登録時の共通項目の入力を簡略化することができます。
[得意先マスタ]に既定得意先を作成した後、[システムマスタ]-[運用設定]-[得意先・就業現場マスタ]-[既定得意先NO]にその得意先Noを登録してください。
よくある質問
- 「インボイス制度に対応した消費税計算単位ではありません」とメッセージが表示されます。
- 「現得意先NOの枝番号「000」以外の得意先が存在します」とメッセージが表示され、得意先NOを変更することができません。