年末調整をするにあたって必要な事前設定について説明します。
目次
1.法人情報の確認
源泉徴収票や給与支払報告書などに出力される法人情報に不備がないかを確認します。
[マスタ]-[法人マスタ]の以下項目を、最新の状態に更新してください。
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[基本情報]
- [法人名]、[法人カナ]
- [住所]、[住所カナ]
- [電話番号]
- [法人番号]
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[法定調書]
- [事業種目]
- [経理担当者]
- [連絡先部署]、[連絡先担当者]、[電話番号]
- [所轄税務署]
- [eLTAX]-[整理番号1~2]
2.書類提出先の整備
2-1.eLTAX出力の設定
提出先となる市区町村の情報を、[自治省マスタ]もしくは[自治省マスタのインポート]で整備します。
[自治省マスタ]は自動更新されないため、不足がある場合は追加・更新を行ってください。
また、eLTAXを使って給与支払報告書を提出する場合、[eLTAX区分]は[対象]にする必要があります。
2-2.提出先の設定
[スタッフマスタ]-[税金]-[住民税]-[提出先]を整備します。
提出する年の1月1日時点で、該当スタッフの住民票がある市区町村を指定してください。
3.申告期間、申告内容等の設定
[NEO年末調整申請]に必要な設定を、[法人マスタ]-[クラウドサービス]-[NEO]-[年末調整]で行います。
以下項目を設定してください。
- [申請期間]:スタッフが[NEO年末調整申請]から申請できる期間を指定します。
- [「年末調整の対象」の回答依頼]:[NEO年末調整申請]-[年末調整の対象かを確認してください]の画面を表示するか指定します。スタッフ自身に年末調整を行うかどうか判断させたい場合は[する]とします。
- [前年度の申告情報取得許可]:[NEO年末調整申請]-[保険料]で、前年度の申請内容を呼び出せるようにするか指定します。
- [証明書画像の添付]:[NEO年末調整申請]で、各種証明書の画像を[NEO年末調整申請]に添付させるか指定します。
4.申請内容の差戻し設定
[NEO年末調整]から申請された内容に不備があった場合、差戻して再申請させることができます。
この機能は、同意確認機能をご利用の場合に限り有効です。
以下の設定を行ってください。
4-1.自動作成される同意確認データの設定
[マスタ]-[区分マスタ]で、以下のデータを作成します。
- [カテゴリ]:[同意確認(NEO)]
- [区分]:[同意区分]
- [同意適用区分]:[年末調整申請]
※[年末調整入力]で差戻しを行うと、この設定に基づいて同意確認が作成され、スタッフへ差戻しの自動メールが送信されます。
4-2.差戻しの強制確認の設定
スタッフが差戻しに気付かないことがないよう、NEOログイン時、差戻しの同意確認を強制表示させることができます。
[マスタ]-[スタッフマスタ]-[NEO]-[WEB]-[同意確認]を[する]で設定してください。
差戻しの手順は、スタッフからの申請内容を確認する-申請内容に不備ありをご参照ください。
4-3.自動メールの設定
[メールアカウント設定]で、[SMTP(送信)]と[POP(受信)]の設定を行います。
登録したアカウントは、[部門マスタ]-[その他]-[送信元アカウント]に設定してください。
差戻しの送信先を登録します。
[スタッフマスタ]-[住所]-[現在]-[メールアドレス1~2]を整備してください。
5.年末調整、ドキュメント照会機能の公開
[スタッフマスタ]の以下項目を設定すると、スタッフが[NEO年末調整申請]と[NEOドキュメント照会]を利用できるようになります。
- [NEO]-[WEB使用]:[する]にします。
- [NEO]-[WEB]
- [年末調整申請]:[する]にします。
- [プロフィール申請]:[NEO年末調整]で本人・扶養控除情報の確認画面を表示したい場合は、[する]にします。
- [ドキュメント照会]:[する]にします。