目次
1.有休喪失処理を行う
1-1.喪失判定日を指定する
[給与賞与年調]-[有休処理]-[有休喪失処理]を開きます。
[抽出条件]-[喪失判定日]を設定することで、有休喪失対象者を抽出することができます。
- 設定した[喪失判定日]から、[法人マスタ]-[設定]-[その他]-[有休喪失対象期間]が経過している場合、喪失対象として抽出されます。
- 対象となる日付は、以下の3つのうち、最も遅い(最大)日付が使用されます。
- [有休起算日]
- [有休基準日]
- [最大契約終了日]
例)喪失判定日:2025/10/01、有休喪失対象期間が1か月+1日の場合
有休起算日・有休基準日・最大契約終了日のいずれかが[2025/08/31]以前となっているスタッフが対象者として抽出されます。
1-2.有休喪失処理を実行する
[抽出条件]を入力し、[抽出結果]を開くと、条件に合致するスタッフが一覧で表示されます。
喪失処理を行うスタッフの対象にチェックをつけます。
問題がなければ[実行(F2)]を押下します。
[F2:実行]を押下すると、[スタッフマスタ]の履歴管理を行うかどうかのメッセージが表示されます。
履歴管理を行うことで、過去の有休設定情報を保持したまま、最新の情報に更新することができます。
有休設定情報を残しておきたい場合は、履歴管理を行ってください。
処理が完了すると、以下のデータが更新されます。
- 該当スタッフの[有休台帳]
- [スタッフマスタ]の[有休]情報
項目名 | 項目説明 |
はい | 対象スタッフの履歴管理を行います。 [スタッフマスタ]-[有休]への更新は作成された履歴に反映されます。 |
いいえ | 対象スタッフの履歴管理は行わず、処理を実行します。 [スタッフマスタ]-[有休]への更新は喪失判定日に該当する履歴に反映されます。 |
キャンセル | 喪失処理の実行をキャンセルします。 |
1-3.更新された情報を確認する
喪失処理が完了すると、以下の内容が更新されます。
- [スタッフマスタ]-[有休]の項目内容がクリアされます。
- 履歴管理を行っている場合は、項目内容がクリアされた履歴が作成されます。
過去の履歴については、項目内容はクリアされず、そのまま保持されます。
有休台帳が存在する場合、喪失処理を行うことで、対象の有休台帳に以下の内容が自動で反映されます。
- [実績]に[使用区分:喪失]として、残日数分のデータが作成されます。
- [使用日]には、[有休喪失処理]-[抽出結果]-[有休喪失日]に表示されている日付が登録されます。
2.有休喪失処理の実行結果を取消する
誤ってスタッフの有休喪失処理を実行してしまった場合などは、以下を行う必要があります。
- 有休台帳から該当の[使用区分:喪失]のデータを削除する。
- [スタッフマスタ]-[有休]情報を再設定する。
2-1.該当の有休台帳を削除する
有休台帳の中から、[使用区分:喪失]となっている該当のデータを選択し、[Delete]キーで行削除を行います。
実績一覧から喪失データが削除されていることを確認し、[登録(F2)]を行います。
2-2.スタッフマスタの再設定を行う
スタッフの最新履歴の有休情報がクリアされているため、有休情報の再設定を行ってください。
- 履歴管理をしている場合:履歴結合を行う、または有休情報の再登録をする。
- 履歴管理をしなかった場合:有休情報を再登録する。
よくある質問