A.以下をご確認ください。
目次
時間労働制度に基づく補正について
以下の労働時間制度を採用している場合、[給与計算処理][請求計算処理]を実行すると、設定に基づいた補正時間、補正金額が算出され、[勤怠入力]に反映されます。
- 残業-日8H超、週40H超
- 変形労働時間
- フレックスタイム
- 就業時間のレンジ(請求計算のみ)
- 残業-45H超
- 残業-60H超
※労働時間制度①~④と⑤⑥を組み合わせて(例:②変形労働時間+⑤残業45H超)、勤怠管理することも可能です。
補正がかかるかどうかの判断は以下となります。
- 支給補正:[スタッフマスタ]に設定された時間外設定に基づき、補正がかかるか判断します。
- 請求補正:[得意先マスタ]に設定された時間外設定+[請求先][請求合算キー][取引区分]が同一の複数案件をまとめた時間に基づき、補正がかかるか判断します。
残業60H超について
1か月の残業時間が60時間を超えた場合に、補正処理が行われます。
・所定時間8時間×所定日数21日=所定時間168H+残業68時間 実働236時間の場合 |
■補正対象、補正単位は下記となります。
給与 | 補正単位 | スタッフ毎 |
補正対象 | 紹介を除く全取引区分(派遣、紹介予定派遣、請負、業務受託) 単価区分が[時給][日給][月給] |
事前設定
システムマスタの設定
スタッフの給与計算について、60H残業補正の設定を行います。
[システムマスタ]-[システム設定]-[計算/端数処理等]-[支給]-[残業60H超割増は150%で算出する]のチェックを付けます。
基本単価に対する各種割増率を設定します。
詳細は[システムマスタ]-[システム設定]-[計算/端数処理等]-[支給][請求]の内容をご確認ください。
スタッフマスタの設定
スタッフに適用する補正の設定を行います。
詳細は[スタッフマスタ]-[支給]-[時間外]の項目をご確認ください。
この設定により[給与計算処理]時に支給金額に補正処理が行われます。
得意先マスタの設定
得意先への請求計算について、60H残業補正の設定を行います。
[得意先マスタ]-[算出]-[計算/端数処理等]-[残業60H超割増は150%で算出する]のチェックを付けます。
得意先に補正と起算曜日の設定を行います。
詳細は[得意先マスタ]-[算出]-[時間外]をご確認ください。
この設定により[請求計算処理]時に請求金額に補正処理が行われます。
【得意先ごとに各種割増率を設定したい場合】
[得意先マスタ]-[算出]-[計算/端数処理等]-[請求割合]で各種割増率を設定します。
補正処理確認画面
[給与計算処理][請求計算処理]実行時、補正対象者がいる場合は[補正処理]の画面が表示されます。
補正時間や補正金額に問題がなければOKをクリックし、処理を続行してください。
項目名 | 項目説明 |
補正対象者情報 | 補正対象のスタッフに対して適用される補正情報が表示されます。 |
勤怠入力画面(補正処理後)の表示について
(給与/請求)計算処理実行後、勤怠入力画面に補正データが反映されます。
1カ月の残業時間が63時間だった場合
[残業補正60H超]の項目に補正時間・金額が反映されます。
残業が60時間を超える勤怠(2023/08/30)以降、残業時間(支給)63時間から60時間を差し引いた3時間分が[残業補正60H超]に反映します。
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