スタッフが有休を取得した際の給与を「三ヶ月の平均賃金」もしくは「健康保険の標準報酬日額」とする場合、毎月支給額の更新を行います。
有給算出方法の設定については、運用開始に向けて準備するをご確認ください。
目次
1.有給単価を更新する
[給与賞与年調]-[有休処理]-[有給単価更新処理]を開きます。
※メニューが表示されるのは、[有給算出方法]が[平均賃金(三ヶ月)]、[健康保険の標準報酬日額]場合のみとなります。
1-1.対象スタッフを抽出する
■有給算出方法が[平均賃金(三ヶ月)]
- [給与締日]:対象期間を指定してください。
- [有休起算日が指定されているスタッフを対象とする]:[有休起算日]がすでに登録済みのスタッフを対象とします。
- [週所定労働日数が週 1日以上のスタッフを対象とする]:
[週所定労働日数]が「付与なし」以外で登録済みのスタッフを対象とします。 - [有給単価がゼロのスタッフを対象とする]:登録されている有給単価が0のスタッフも対象とします。
■有給算出方法が[健康保険の標準報酬日額]
- [社会保険区分]:任意の区分を選択するか、[(全件)]を指定します。
- [健保標準報酬]:対象とする等級範囲を指定してください。
- [有休起算日が指定されているスタッフを対象とする]:[有休起算日]がすでに登録済みのスタッフを対象とします。
- [週所定労働日数が週 1日以上のスタッフを対象とする]:
[週所定労働日数]が「付与なし」以外で登録済みのスタッフを対象とします。 - [有給単価がゼロのスタッフを対象とする]:登録されている有給単価が0のスタッフも対象とします。
1-2.更新処理を行う
[抽出結果]に条件に該当するスタッフが表示されます。
有給単価を更新するスタッフの対象にチェックをつけ、[実行(F2)]を押下します。
有給単価項目は、対象にチェックをつけた場合、入力可能となります。
値を変更したい場合は、手入力を行ってください。
■有給算出方法が[平均賃金(三ヶ月)]
- [暦日平均]:
(給与台帳の総支給金額-給与に該当しない手当(※1)+[出勤区分:特休]の金額)÷暦日数
[抽出条件]-[給与締日]のFROM~TOの日数-[出勤区分:特休]の日数 - [就業日数平均の○%]:
(給与台帳の総支給金額-給与に該当しない手当(※1)+[出勤区分:特休]の金額)÷日数(※2)×[システムマスタ]-[運用設定]-[給与賞与年調]-[有給支給割合(%)] - [有給単価]:[暦日平均]と[就業日数平均の6割]のうち、いずれか大きい方の値
(※1)以下条件をすべて満たす支給手当項目
- [課税区分]が非課税
- [基礎単価算出]、[社保算定区分]、[固定給与区分]、[雇保対象区分]がすべて[しない]
(※2)日数の計算は以下
[給与台帳]の通常出勤日数+法定外休出日数+法定内休出日数+有休消化日数+出勤区分 1~10 (出勤定義:通常出勤、法定内休出、法定外休出)の日数
■有給算出方法が[健康保険の標準報酬日額]
- [社会保険区分]:スタッフの社会保険区分を表示
- [健康保険の標準報酬]:スタッフの健康保険の標準報酬月額を表示
- [有給単価]:健康保険の標準報酬÷30 の値
[実行(F2)]が完了すると、対象にチェックをつけていたスタッフの[有休]-[有給単価]が[抽出結果]-[有給単価]の値に自動で更新されます。
※画像は[平均賃金(三ヶ月)]で更新を行った画像です。