[Excel]、[Excel_Staff]、[Excel_Guard]に格納されている標準テンプレートをそのまま修正してしまうと、エクスプレスのバージョンアップが行われた際に、修正内容が上書きされてしまいます。
独自テンプレートを作成する場合は、原本をコピーして[Excel_User]フォルダに格納し、コピーしたExcelファイルを編集してください。
[Excel_User]フォルダに格納された帳票は優先的に参照され、バージョンアップがあった際も内容の更新などは行われません。
※コピー元の原本は削除しないようにしてください。
目次
1.帳票テンプレートを[Excel_User]フォルダにコピーする
[環境設定]-[環境設定]-[App.Path]の[▼]を押下し、ファイルパスのURLをコピーします。
[エクスプローラー]を開き、コピーしたURLを入力、[Enter]キーを押下します。
遷移先のフォルダ内の直下にある[Excel]、[Excel_Staff]、[Excel_Guard]フォルダ内に、標準テンプレートが格納されています。
編集したい帳票テンプレートをコピーし、[Excel_User]フォルダに格納します。
コピー後、既存ファイルと分ける場合は、ファイル名を変更します。
ファイルを右クリックし、[ファイル]-[プロパティ]-[読み取り専用]のチェックを外してください。
請求書や給与明細など、ファイル内に複数のシートで構成されているテンプレートの場合は、独自テンプレート用のシートを追加します。
2.既存テンプレートを修正する
2-1.印刷範囲外項目を表示させる
各種帳票は、Excelの印刷範囲外に出力される項目を参照しています(印刷範囲外項目と呼びます)。
印刷範囲外項目をもとに参照式の修正などを行っていくため、これらの項目を表示させる必要があります。
[ ◢ ]を押下し全範囲選択した状態で、文字色を黒などで指定すると、印刷範囲外項目が表示されます。
2-2.セルの追加・削除を行います。
- 挿入の場合: [下方向にシフト] を選択します
- 削除の場合: [上方向にシフト] を選択します
!注意!
印刷範囲外項目に出力しているデータは、出力先であるセルを固定しています。
そのため、行全体・列全体を挿入すると、ページ全体に行・列が追加されるため、関数の式参照が崩れてしまいます。
必ず該当セルのみを追加・削除してください。
2-3.文字の入力、参照式を追加する
セルを追加した場合、印刷範囲外からレイアウト内に必要なデータを出力するため、Excel 関数式を入力します。
関数式を用いて、印刷範囲外項目から必要な情報を参照してください。
印刷範囲外項目に出力されるセル・データの一覧につきましては[各種印刷範囲外一覧]をご参照ください。
編集が完了したらExcelを保存し、エクスプレスから出力(プレビュー)を行い、修正内容が反映されているかご確認ください。
なお、固定文言を入力する場合は、追加したセルに文字を入力してください。
3.独自テンプレートを新規作成する
3-1.レイアウトを整える
独自テンプレートに合わせ、レイアウトを整えます。
!注意!
・出力時に複数のシートに分けて出力することはできません。そのため、1つのテンプレートにつき、Excelファイルの1シート内で作成してください。
・印刷範囲外にデータが出力されます。
テンプレートのレイアウトと出力が被らないように、レイアウトはAY列までに収めてください。
3-2.文字の入力、参照式を追加する
印刷範囲外からレイアウト内に必要なデータを出力するため、Excel 関数式を入力します。
印刷範囲外項目に出力されるセル・データの一覧につきましては[各種印刷範囲外]をご参照ください。
各種印刷範囲外一覧
コンプライアンス帳票
給与明細書
請求書